経理から転職を考える理由やタイミングは?オススメの転職先も紹介

経理職の経験を生かしたキャリアチェンジを考えている方もいるかと思います。経理からの転職は、自分のスキルと知識を生かし、さらに成長できるチャンスです。

本記事では、経理経験者に最適な転職先の選び方や成功するためのポイントを詳しく解説します。

Bridge Agentでは、経理経験者のキャリア支援実績が豊富なコンサルタントが転職をサポートいたします。経理からの転職をお考えの方は、ぜひご相談ください。

経理から転職する理由とタイミング

経理職から転職を考える背景には、さまざまな理由があります。スキルアップや年収アップが目的の方、会社の将来性に不安を感じる方、人間関係に悩んでいる方など、理由は人それぞれです。

転職にはタイミングも重要であり、求人が多く出る時期や企業の繁忙期を避けることがポイントです。

経理職から転職を考える主な理由

経理職から転職を考える主な理由は、以下の4つです。

  • スキルアップ
  • 年収アップ
  • 会社の将来性
  • 人間関係

経理の転職理由の1つに挙げられるのがスキルアップです。毎日の作業が単調で同じ業務しかできないと、将来のキャリアに不安を感じ始めます。あるいは、資格取得のために勉強時間が必要で、残業が多いと感じ転職を考える方もいるでしょう。

給与や評価に不満があり転職を考え始めるケースも多くあります。経理の仕事は、企業の売上に直結しないため評価が難しく、昇給が遅れることも珍しくありません。昇給しにくい環境の中で会社の将来に不安を感じることも理由の1つです。

また、経理職に限らずよく聞く転職理由が人間関係です。上司や同僚、後輩との関係がうまくいかずに転職を考え始める方が多くいます。

転職を決断するなら求人が増える1・2月と4・5月がおすすめ

日本企業の決算月は3月に設定されているケースが多く、通常、税務申告月は決算月から2カ月以内なので経理職の繁忙期は4~5月頃です。4~5月頃の繁忙期に間に合うように、1~2月頃に経理職の求人を出す企業が多く見られます。また、9月に半期決算がある企業の求人は、繁忙期に入る前の6~7月頃に増加します。

経理職の現状と転職市場の動向

経理職は、転職市場において比較的需要が高い職種です。需要が高まっている背景には、グローバル化やデジタル化の動きがあり、IFRS(国際財務報告基準)の導入業務や会計システムの入れ替えなど、新しい業務が増えています。このような新しい業務の増加は、企業の人員不足の原因の1つです。

これらの新しい業務の経験を持つ方は、転職市場で高い需要があります。特に、IPOを検討しているベンチャー企業では、経理体制の整備が必要なため、経験豊富な経理人材の採用が増えています。

コロナ禍が落ち着き、売上が回復傾向にある企業では、請求書処理や売上管理などの経理業務の負担が増加しています。このような状況下で、経理職の体制を強化する動きが高まっています。

経理経験が生かせる転職のポイント

経理経験者が転職を考える際、財務部門やIR部門、経営企画、内部監査、さらには監査法人などが、経理の知識・経験が直接役立つ転職先として挙げられます。これらの部門・業界で望まれるスキルとして、基本的な会計知識はもちろん、財務データの分析力や、近年重要性を増しているITスキルもあります。特に、会計システムの操作や財務データの分析ツールの使用能力は、企業から注目されています。

また、経理部門は他部署との連携が欠かせないため、高いコミュニケーション能力を有していると有利と言えます。特に、管理職はチームをまとめ上げるマネジメント能力が求められるため、管理職等の経験者は優遇される可能性があります。

これらのスキルや能力を持つ経理経験者は、市場で高く評価される傾向にあります。企業のグローバル化やデジタル化の進展に伴い、IFRS(国際会計基準)の導入や会計システム入れ替えといった新しい業務が増えており、これらの経験を持つ人材は特に需要が高いと考えられます。

また、IPO を目指すベンチャー企業では、経理体制の整備が必要なため、経験豊富な経理人材の採用が望まれています。

経理からの転職でおすすめの転職先

経理からの転職先でおすすめなのは、以下の3つです。

  • 会計事務所
  • IPO準備企業
  • 事業会社の経営企画

会計事務所

経理経験を生かしてキャリアアップを目指すなら、会計事務所への転職がおすすめです。

会計事務所の業務は、一般の事業会社や監査法人の経理業務とは異なります。一般の事業会社の経理部門は、自社の財務状況を管理し会計処理を行う一方、会計事務所はクライアントである複数の企業や個人の会計業務を担当します。さまざまな企業の会計処理や税務申告を行うため、実践的な知識とスキルが身につくでしょう。

会計事務所は、実務経験を通じて専門知識を深め、キャリアアップを図るには最適な職場です。経理の経験を持つ方は、会計事務所で即戦力として活躍でき、キャリアの幅も広がるでしょう。

また、公認会計士や税理士を目指す場合、会計事務所では実務経験が積める上に、資格取得に向けた理想的な学習環境が整っています。一般企業に勤めながら勉強するよりも、実務を通じて業務に必要な知識やスキルを学びながら試験勉強をする方が効率的です。

IPO準備企業

IPO準備企業は経理経験者にとって魅力的な転職先の1つと言えます。IPOを目指す企業は社内に活気があり、成長のチャンスも多くあります。

また、IPOの準備は希少な経験であり、専門スキルと知識が得られることも特徴です。ストックオプションの付与も期待でき、上場後には大きな利益を得るチャンスもあります。

ただし、継続勤務が条件となることが多いため、長期間働ける企業を選ぶと良いでしょう。

IPOを目指すベンチャー企業の経理職は、忙しい傾向にあります。特に、財務諸表の作成、監査法人や証券会社への対応、内部統制の整備など、多岐にわたる業務をこなす必要があります。リモートワークやフレックス制度の導入は企業の方針に依存しますが、昨今高まるワークライフバランスの考え方を踏まえて、導入を進める企業もあります。

柔軟な働き方が可能な企業を選ぶことで、ワークライフバランスを保ちながら働くことができるでしょう。

事業会社の経営企画

公認会計士などのハイクラス人材や、それに準ずる知見を有した経理経験者は、事業会社の経営企画でその専門性を発揮できます。財務データの深い分析や経営戦略の立案、事業計画の作成、M&Aのリード、IRの作成など、多岐にわたる業務で活躍が期待されます。

また、高いコミュニケーション能力やマーケティング、企業法務の知識も必要です。これらのスキルを活用してリーダーシップを発揮し、企業全体に大きく貢献できます。さらに、経営企画での経験は、将来的にCFOやCEOへのキャリアパスにもつながるでしょう。

経理から経営企画への転職は、自己成長の機会を提供し、将来的にはCEOやCFO、コンサルティングファームへのキャリアパスも目指すことが可能です。

経理からの転職はBridge Agentにご相談ください

経理からの転職は、スキルアップや新しいキャリアを目指す絶好の機会です。たとえば、年末や年度末の決算業務後は比較的余裕があるため、転職活動に適しています。

経理職の経験を生かせる転職先としては、会計事務所やIPO準備企業、事業会社の経営企画部門などがあります。これらの企業では、経理の知識やスキルが求められるため、経理経験者にとっては前職の経験を生かせる魅力的な転職先と言えます。

弊社は、豊富な求人案件と実績を持ち、キャリアアップを全力で支援します。

経理からの転職を考える方には、会計事務所、IPO準備企業、事業会社の経営企画など、さまざまな転職先をご用意しています。経理経験を生かし、公認会計士や税理士を目指す方、成長機会を求める方に理想的な環境を提案いたします。具体的な求人を探す方も、まずは相談したい方も、Bridge Agentまでお気軽にご連絡ください。

この記事の監修者

公認会計士A

保有資格:公認会計士、証券外務員(第一種・第二種)、簿記1級など。

大学在学中に公認会計士試験に合格。その後、監査法人や投資銀行を経て、現在は投資ファンドでPE投資に従事。

 

士業・管理部門のハイクラス
転職はお任せください!
保有求人の約8割が年収700万円以上。
転職支援のプロがサポート!

執筆者情報

アバター画像

Bridge Agent編集部

Bridge Agent(ブリッジエージェント)は、IPO支援や経営管理コンサルティングサービスを展開するブリッジコンサルティンググループ株式会社が運営する公認会計士・弁護士などの士業やCFO、経理・財務、人事、法務などの管理部門職の転職支援を行う転職エージェントです。経験豊富なコンサルタントがあなたにマッチする求人の提案やキャリアの相談をさせていただきます。

転職相談はこちらから